令和3年度事業報告等

令和3年度も月例会(毎月第3日曜日)、女子会(毎月第2土曜日)、中土佐町つどい処(奇数月第4土曜日)の会を行ってきた。月例会について、令和3年度は新型コロナウィルス感染症の影響により4月、5月、10月、11月、12月の合計5回の開催となった。女子会については、原則オンライン会議システム(Zoom)を用いて開催しており、定期的に当事者、当事者家族、支援者間での意見交換を行ってきた。指定障害福祉サービス事業所(就労継続支援B型)青い空は、開所日数=260日、延べ利用者数=5,944人(-6人、-1%)、1 日平均利用者数=22.86人(-2.01人、-0.9%)、延べ作業時間=27,226時間(-657時間、-1%)、工賃支払総額=4,421,750円 (-76,085円、-1%)、平均時給=158円(-3円、-2%)となり、昨年度に続き平均時給が前年度比マイナスとなった。今後は利用者 増が見込まれるため、新たな収入源を得ることが急務である。
事業所の作業におけるガスメーターの解体作業、銅線の剥線作業は金属買取価格の高騰もあり、解体作業における工賃収入が今年度も大きな収入源になっている。また、レザークラフト作業は、新型コロナウイルス感染症の影響で各種イベントがWeb開催となったことや、会場での出店・販売ができなかったことにより、販売収入が増えなかった。昨年度から取り組み始めたトンネルFRP貼り付け作業は取引先の請負状況に左右されるものの、処理できる作業量は増えてきている。「喫茶おちつき処」は、鹿児島県の社会福祉法人から黒豚を仕入れさせていただき、「トンカツ極定食」をメニューに追加した。また今年度は高知県工賃向上アドバイザー事業を利用し、おちつき処の新規メニュー開発、農作業において栽培する 作物の選定や土壌改良の実施した。また、ガスメーター等の廃材をリユースするマテリアル作業を今年度より開始し、箸置き等 の製作・販売など、アドバイザーからの意見を取り入れながら工賃収入増に向けて取り組んでいる。社会参加を促進するための事業として計画していた花見会・BBQ大会・新年会・勉強会は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、すべて中止とした。
今年度も引き続き、高知県から委託され実施している高知県高次脳機能障害支援拠点センターを近森リハビリテーション病院と協同して運営してきた。当センターでは、高次脳機能障害当事者やその家族、支援者からの相談業務を行うとともに、福祉関係者や医療関係者を対象とした研修会や家族教室などの企画・運営を行い、高次脳機能障害の普及・啓発に取り組ん だ。
令和3年度障害者芸術文化活動普及支援事業における中国・四国ブロック広域支援センターを厚生労働省から受託し、研修会や中国・四国ブロック会議等を実施した。

令和3年度事業報告書
令和3年度活動計算書
令和3年度事業別損益の状況
令和3年度貸借対照表
令和3年度財産目録
令和4年度事業計画書
令和4年度活動予算書
令和4年度事業別予算案