令和5年度事業報告等

令和5年度も月例会(毎月第3日曜日)、女子会(毎月第2土曜日)、中土佐町つどい処(奇数月第4土曜日)の会を行ってきた。月例会について、令和5年度5月の新型コロナウィルス感染症の5類感染症移行に伴い、令和5年度は一度も中止することなく毎月第3日曜日に月例会を開催することができた。また、各種イベントについても、9月にはバーベキュー大会、11月には第9回 Hi-Six42.195kmリレーマラソン(ハーフの部)への出場、1月には新年会を開催するなど、高次脳機能障害の当事者およびそのご家族、支援者間で親睦を深める機会を持つことができた。女子会については、オンライン会議システム(Zoom)と対面のハイブリッドにて開催しており、定期的に当事者、当事者家族、支援者間での意見交換を行ってきた。
指定障害福祉サービス事業所(就労継続支援B型青い空)は、開所日数=265日(+13日)、延べ利用者数=7,016人(+224人、+3%)、1日平均利用者数=26.48人(-0.47人、-1.7%)、延べ作業時間=31,894時間(+1,824時間、+6%)、工賃支払総額=4,895,940円(+300,710円、+6.5%)、平均時給=153.5円(+1.5円、+0.9%)となり、昨年度からは平均時給が前年度比プラスと
なった。今後も利用者増が見込まれるため、新たな収入源を得ることが急務である。事業所の作業は、機械類の解体作業、レザークラフト、マテリアル販売、農作業(長浜・仁淀川町)などの作業を実施した。6月からは浄水器カートリッジの解体作業を再開することができ、安定した作業になっている。ガスメーターなどの機械類解体は安定した供給には至っておらず、在庫が枯渇することがあるが、浄水器カートリッジに次ぐ収入源となっている。レザークラフトは一昨年、販路として通販ショップを開設したが、大きな収益を得るには至っていないものの、次年度の「高知県漁業監督吏員・司法警察員証票ケース」の受注を受けることができたため、今後は収入増が見込まれる。マテリアル販売は「とさのさと」で開催された第24回障害者作品展に出展し、昨年に引き続き対面での販売をすることができ、利用者さんの接客の機会となった。長浜の畑で育てた自然薯は、品種を厳選し一定量を収穫し販売できたが、想定よりも収穫量が少なく課題が残った。仁淀川町での楮栽培は年々収穫量が増加しているものの、まだ安定した収入源には至っていない。近森リハ病院1階のCafé Blue Skyは新型コロナの影響で2019年2月から休止中である。おちつき処は高知市から2名、仁淀川町から1名の利用者が利用していたが、職員の病欠などもあり2月から高知市の利用者は塩屋崎の青い空に通所している。
令和5年度も引き続き、高知県から委託され実施している高知県高次脳機能障害支援拠点センターを近森リハビリテーション病院と協同して運営してきた。当センターでは、高次脳機能障害当事者やその家族、支援者からの相談業務を行うとともに、福祉関係者や医療関係者を対象とした研修会や家族教室などの企画・運営を行い、高次脳機能障害の普及・啓発に取り組んだ。
令和5年度障害者芸術文化活動普及支援事業における中国・四国ブロック広域支援センターを厚生労働省から受託し、研修会や中国・四国ブロック会議等を実施した。

1.令和5年度事業報告
2.令和5年度活動計算書
3.令和5年度事業別損益の状況
4.令和5年度貸借対照表
5.令和5年度財産目録
6.令和6年度事業計画
7.令和6年度活動予算書
8.令和6年度事業別予算書